COURSEコース
2026年UCIグランフォンド予選大会と同じコースで開催するプレ大会
ツール・ド・ふくしまは、来年2026年大会でUCIグランフォンドシリーズ大会としての開催実現を目指して、2025年大会はUCグランフォンドのフォーマットに則りプレ大会として開催します。来年大会も今年と同じコースで実施する予定です。ツール・ド・ふくしま、すべての市民サイクリストが参加できるJCF公認の市民ロードレースです。
◼️グランフォンドふくしま140(137km / 2300mUP)
◼️メディオフォンドふくしま80(80km / 1600mUP)
◼️ロードレースふくしま50(47km / 750mUP)
グランフォンドふくしま140
シーサイドから山間部を駆け抜ける実力が試されるコース
福島県の浜通り地域は、海沿いから少し内陸に入れば阿武隈高地と呼ばれる山間エリアも広がり、変化に富んだ自然が魅力だ。
その浜通り地域をダイナミックに駆け抜ける「グランフォンドふくしま140」。2026年大会でUCIグランフォンドの対象種目にもなる予定だ。距離137kmで、その総獲得標高は2300mほどになる。実力のある国内トップレーサーはもちろん、完走を目指し自身の限界に挑む市民レーサーたちの参戦が予想される。
コース全体の特徴から予想される展開は、南相馬の57km地点までは総じて平坦基調で、大集団のまま進むことだろう。短い登り返しを利して逃げが生まれることもあるかもしれないが、レースはまだ序盤。
最初の振い落としは57km地点からおよそ10km続く登り区間になるだろう。その後、107km地点に設定する2つ目のKOM(田村・大熊KOM)までは、起伏を繰り返しながらサバイバルなレースが予想される。大熊町の中心に向けて一気に下ったら残り20km少々。
ここからは長い上りはないものの脚が削られる起伏が連続する。最終盤まで気の抜けないコースレイアウトになる。フィニッシュは北田天満宮直前の大鳥居。直前に立ちはだかる約500mの急坂を駆け上がり、最初に先頭で姿を表す選手は誰なのか。
全6カテゴリーで実施し、各カテゴリー表彰のほかに、種目全体で総合1〜3位の表彰もある。
メディオフォンドふくしま80
阿武隈高地を舞台に熾烈なエイジ順位争いが繰り広げられる
2026年大会でUCIグランフォンドの対象種目にもなる予定のメディオフォンドふくしま80。スタートは、グランフォンドふくしま140の57km地点。直後から阿武隈高地への上り坂が始まり序盤からサバイバルな展開が予想される。距離80kmで、獲得標高差は1600mになる。レースのスタートタイミングは、グランフォンドふくしま140のメイン集団の通過直後になる。時刻は7時30分前後を予定している。
勝負は最終盤までもつれることが予想される。阿武隈高地を下り切ったあと、フィニッシュまで残り15kmほど続く山麓線を攻略できるかが鍵になる。ラスト北田天満宮の大鳥居前の急坂を制するものが栄冠を掴むだろう。
メディオフォンドふくしま80は、エイジクラスで刻み、全17カテゴリーで実施。女子クラスも年代別全8カテゴリーで実施するため、国内で数少ない女子ライダーが目指すロードレース種目になる。種目全体で総合1〜3位の表彰もあり。
受付は、前日にフィニッシュ地点の天神岬スポーツ公園で実施するほか、当日朝にスタート地点の馬事公苑(南相馬)でも実施する。
前日に受付を済ませた選手で、当日フィニッシュ会場から5km離れた駐車場(楢葉町防災倉庫と多目的公園)に車を駐車する選手向けに、多目的公園からスタート地点に向けた選手移動バス+自転車輸送トラックを運行する(レースエントリー時にオプション3000円で申込可)。
このほか、当日朝に多目的公園で、レース直後に受け取れる手荷物預かり、さらに移動バス利用者でスタート直前まで着用していた衣服等をフィニッシュ地点で受け取れる手荷物預かりも実施する(いずれも無料)。
ロードレースふくしま50
初めてのロードレース挑戦にもおすすめのショートレース
今大会で最も距離が短く難易度も低い公道ロードレースがロードレースふくしま50。葛尾村の復興交流館あぜりあをスタート会場として、天神岬スポーツ公園へフィニッシュする距離47km、獲得標高は約750mになるロードレース。全体的に下り基調ながら、細かいアップダウンが続くため、スプリント力だけでなく最低限の登坂力もないと前では勝負が難しいだろう。140kmの先頭通過直前にコースインしレーススタートになる。およそレーススタート時刻は8時20分前後になる予定。
全5カテゴリーで実施し、カテゴリー表彰のほか、種目全体で総合1〜3位の表彰もあり。
受付は、前日にフィニッシュ地点の天神岬スポーツ公園で実施するほか、当日朝にスタート地点の葛尾村復興交流館あぜりあ(葛尾村)でも実施する。
前日に受付を済ませた選手で、当日フィニッシュ会場から5km離れた駐車場(楢葉町防災倉庫と多目的公園)に車を駐車する選手向けに、多目的公園からスタート地点に向けた選手移動バス+自転車輸送トラックを運行する(レースエントリー時にオプション3000円で申込可)。
このほか、当日朝に多目的公園で、レース直後に受け取れる手荷物預かり、さらに移動バス利用者でスタート直前まで着用していた衣服等をフィニッシュ地点で受け取れる手荷物預かりも実施する(いずれも無料)
TEXT&PHOTO:大会事務局/自転車ジャーナリスト ハシケン