COURSEコース
高湯ステージ(14km)コースガイド
山の雪解けと共に全国各地で開催されるヒルクライムレース。ふくしま復興サイクルシリーズ2025のヒルクライム大会も、「磐梯吾妻スカイラインヒルクライム」の他に「かわうち高塚高原ヒルクライム」、「裏磐梯スカイバレーヒルクライム」の計3大会を開催。
3大会の合計成績で決定する「個人年間ポイントランキング」の各クラス最上位者にはシリーズ山岳リーダージャージを授与します。
年々参加者に愛される大会になりつつある「磐梯吾妻スカイラインヒルクライム」は今年で5年目を迎えます。
福島県と一部山形県にかかる吾妻連峰を横断する山岳道路「磐梯吾妻スカイライン」を舞台に2日間開催。
まず土曜に高湯温泉側から浄土平レストハウスまでの距離14km、標高差800mの高湯温泉ステージ。
日曜は、土湯温泉側から浄土平レストハウスまでの距離27km、標高差1100mの土湯温泉ステージです。1日だけの参加もできますが、毎年2日間挑戦する参加者が多い傾向にあります。
本格的なヒルクライムを2日間走れる大会は国内唯一! しかも上位争いは2日間の成績による山岳ジャージを目指した熱いレースが繰り広げられます。
コロナ禍の2021年に初開催した今大会は、日本のアリゾナと呼ばれる、荒涼とした大迫力の大地が広がる浄土平がハイライト。両日ともに標高1580mの浄土平レストハウス前を目指しますが、初日の高湯ステージでは、ラスト3km区間でこの浄土平を駆け抜けます。
高湯ステージのコースは、序盤から中盤にかけて勾配がきつめです。終盤の浄土平に向けては、一部緩斜面区間もあるなどスピードに乗せやすいので、なるべく軽いギヤを心がけて中盤まで頑張りすぎないことがポイント!
目安として、中間点になる7.7km地点の不動沢橋(つばくろ谷)までは余裕を持たせ、そこから2kmほどはジワジワとパワーをかけてあげていくイメージを持つと良いでしょう。一気に上げないこと。
そこからラスト4kmで一気にスピードに乗せて駆け上がれば、良い感じに力を出し切れるはずです。
高湯ステージは終盤拓けた大地に吹き抜ける強風にも注意です。大自然と対峙する14kmの絶景ヒルクライムを攻略しましょう!
自転車ジャーナリスト/大会事務局
ハシケン
土湯ステージ(27km)コースガイド
「日本の道100選」でもある絶景ドライブルートの磐梯吾妻スカイラインは、福島県と一部山形県にかかる吾妻連峰を横断する山岳道路です。
全長28.7kmで、福島市の中心地からの東側の登り口が高湯温泉、南側からの登り口の麓に土湯温泉があります。
大会2日目は、舞台を土湯温泉に移して開催。国内最長クラスに入る27kmのロングヒルクライムレースです。会場は土湯温泉街にある「湯夢舞台」。計測開始地点の「道の駅つちゆ」裏側のスタート地点までは、5.7km区間(緩めの上り区間)を自走移動します。
交通規制の関係で「湯夢舞台」からの計測開始にはできないことご理解ください。
スタート地点(計測開始地点)からの平均勾配は4.6%、27km先の浄土平のフィニッシュ地点まで全体通して急勾配区間もほとんどなく一定した緩斜面が続くコースです。ですので、距離こそ国内最長クラスですが、マイペースさえ刻めれば初心者も安心して挑戦できるレイアウトになっています。
13km地点でスカイラインに合流するまでの県道30号線は、緑のトンネルの中を駆け上がる気持ちの良いロケーションが続きます。中盤以降のスカイライン区間は、アップダウンを繰り返しながらの高速ヒルクライムレースになります。景色も広がり眼下に九十九折りの道と山並みを楽しめます。
序盤頑張りすぎてペース配分がうまくいかなかったとしても、なんとかなるのが土湯ステージの良いところ。初心者でも安心です!
コース終盤が単なる力比べではではなく駆け引きや集団効果も生まれるコースのため、上位争い、特に2日間の総合で競っている場合は、最後まで気が抜けないスリリングなレースを楽しめるはずです。
自転車ジャーナリスト/大会事務局
ハシケン
土湯ステージの移動区間(土湯湯愛舞台〜スタート地点まで5.7km)
日曜日の土湯ステージは、スタート地点までメイン会場の湯夢舞台から5.7km区間を、開会式終了後に集団移動します。
勾配は全体通して5.2%と緩めなので、足に疲労がたまるほどではないですが、ウォーミングアップの時間と考えていただきご移動ください。
今年は、昨年よりも開会式後からスタートまでの時間に余裕を持ってスケジュールしています。
7:45に開会式を終えましたら、速やかにスタート地点への移動を開始してください。
30分間の移動時間を確保していますが、ご移動が遅れると、無駄に心拍が上がったりと色々焦りが生まれてくると思いますので・・・。
スタート整列は「道の駅つちゆ」の敷地内ではありません。「道の駅つちゆ」下の国道459号上に並びますので、お間違いのないようにお願いします。
自転車ジャーナリスト/大会事務局
ハシケン